地球の自転が止まったらどんな影響があります
小学校の授業で地球の自転と公転を習う。大人になると普段はまったく
気にせずに生活をしているのだが、日食や月食なんかがニュースで取り上げられた
時に自分は地球っていう星に住んでいて
回っているから昼と夜があるんだよなって
ふと思い出すことがある。
そんな時、さらに疑問が湧いてきた、
自転止まることあるのかな?止まるとどうなるの?
調べてみました。
自転が止まるとどうなる
いきなり地球が自転をピタッって止まるとすると自転とは逆向きに自転と
同じスピード約1700km/h(マッハ1、4)の超暴風が吹き荒れます。
固定されていようが、建物だろうが関係なく吹っ飛びます。
超暴風も地上との摩擦などの抵抗で次第に収まりますが、
地上はひどいことになってます。
ぴったと止まらずにゆっくり止まるたとしても
1日の日照時間が大幅にかわり人間も含め動植物が住む環境では
なくなります。
地球は自転をいつからしているの
約46億年もの昔にガスやチリの「渦巻く」中、地球は誕生しました。
この地球誕生の渦巻から地球自身の回転(自転)は始まっています。
太陽を中心とした惑星は回転の速度は違うけど同じ方向で太陽の周りを回っています。
これは同じ渦で誕生したからなんですよ。
地球が自転を始めた時期は、約46億年前と考えられています。
地球は、太陽系誕生時のガスや塵の星雲から形成されました。その星雲が回転していたため、
そこから生まれた地球も自転を持つようになったのです。
地球の自転は、太陽系誕生時の角運動量の保存によって維持されています。角運動量は、物体の回転速度と質量、回転軸からの距離によって決まる物理量です。太陽系誕生時の星雲は、巨大な回転運動量を持っていました。その星雲が収縮して太陽系が形成されたとき、角運動量は保存され、地球などの惑星は自転を持つようになったのです。
地球の自転は、誕生以来、徐々に減速しています。これは、月や太陽の引力による潮汐摩擦の影響です。潮汐摩擦によって、地球の自転エネルギーは月や太陽に奪われ、自転速度が遅くなります。
現在の地球の自転速度は、約46億年前と比べて約20%遅くなっています。今後も、地球の自転は減速し続けると予想されています。しかし、地球の自転が完全に止まる可能性は非常に低いと考えられています。
他の惑星の回転速度は同じ速度なの?
地球はおよそ24時間に1回転します。
太陽を中心とする他の惑星は同じ速度では回っていません。
木星は : 58日
金星 : 243日
地球 : 1日
ケレス : 9時間
木星 : 10時間
土星 : 10時間
天王星 : 17時間
海王星 : 16時間
冥王星 : 6日
こちらの動画が参考になります。
約1700km/h(マッハ1,4)ってどれぐらいなの?
とても早いスピードの単位としてマッハという呼ばれ方
がありますが、マッハとは
「1マッハとは音速を1とした時~~。」っていう説明を聞くより
実際にある乗り物を使って説明したほうがわかりやすいです。
(例1)
マッハのスピードを一秒間で進める距離で考えますね。
一秒間で東京タワーよりも約6m高いところまでいけます。
(例2)
乗り物
旅客機がマッハ1ぐらい
新幹線はマッハ0.2ぐらい です。
地球が急に止まるとマッハ1.4の暴風ですので立っていられないのが想像
できますね。
自転は止まる可能性あるの?
地球も他の惑星も誕生してからずっと同じ速度で回転しています。
この回転(自転)は宇宙に摩擦が無いために回り続けてくれています。
地球の自転が完全に止まる可能性は非常に低いと考えられています。
しかし、減速することはあり得ます。
地球の自転を減速させる要因
- 潮汐摩擦: 月や太陽の引力による潮汐摩擦は、地球の自転を減速させる主な要因です。
- 大気・海洋の運動: 大気や海洋の運動も、地球の自転にわずかな影響を与えます。
- 地質学的な変化: 地震や火山活動などの地質学的な変化も、地球の自転に影響を与える可能性があります。
地球の自転速度の変化
過去数億年の間に、地球の自転速度は徐々に減速しています。約6億年前は、1日が22時間程度だったと推定されています。
将来の地球の自転
今後数億年後には、地球の自転速度はさらに減速し、1日が24時間よりも長くなると予想されています。しかし、地球の自転が完全に止まる可能性は非常に低いと考えられています。
よっぽどのことが無い限り自転が止まること可能性はないです。
しかし、大地震で地球の角度が少しづれて自転のスピードが少し
変わってきているとの報告をされている専門家もいるようです。
天災の影響や人類によって大規模な地殻変動があれば自転に変化が
起こる可能性もなくは無いですね。
まとめ
1. 昼と夜の長さが極端になる
地球は自転することで、太陽の光が当たる場所と当たらない場所が生まれ、昼と夜が生じます。しかし、自転が止まると、太陽が当たる場所は常に太陽光に照らされ、反対側は永久に闇に包まれてしまいます。
2. 気候が極端になる
自転が止まると、太陽の熱が偏って分布するため、昼と夜の温度差が極端になります。また、大気の流れも大きく変化し、季節風や海流が消滅したり、逆に極端に強くなったりする可能性があります。
3. 地震や津波が発生する
自転が止まると、地球内部のマグマの流れが変化し、地震や津波が発生する可能性が高くなります。
4. 生物に影響が出る
太陽光が常に当たる場所では、植物が光合成しすぎて枯れてしまう可能性があります。また、夜が永久に続く場所では、生物が光合成できなくなり、生態系が壊滅してしまう可能性があります。
5. 人類の生存が脅かされる
上記のような影響により、人類の生存が脅かされる可能性があります。
地球の自転が止まると、様々な悪影響が出ることが予想されます。これは、生命にとって非常に重大な問題です。