痛くない注射で病院は怖くない。ほそぉーい針

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冬の季節になると嫁からインフルエンザの予防接種に

行くように催促をされます。

病院に行くこと自体は、非日常な感じが好きなので、嫌ではないのですが、

痛いのと苦しいのが嫌で3回目ぐらいの催促でやっと病院へいきます。

 

注射が苦手です。

 

痛くない注射ってないのかな?

注射を毎日打つ人がいるらしいけど大変だろうな?っておもっていたのですが

 

痛くない注射もうできてました。

テルモ株式会社さんの商品です。

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なんで痛くないの ?

痛くない秘密の前に

なんで注射が痛いのかを説明していきます。

注射が痛い理由は、大きく分けてふたつあります。

 

1.注射針の太さです。

太いほど穴は大きくなるため、痛みは大きくなります。

皮膚面にある痛さを感じる痛点は1c㎡当たり100~200個

あります。この痛点を刺激するので痛さを感じるのです。

 

2.注射針の滑らかさです。

針が細くてもギザギザしていたりすると、

皮膚を傷つけてしまうため痛みが出ます。

 

このふたつが注射を打つ時の痛みの原因でした。

この2つの原因を排除した注射針を開発できたので

痛くないのです。

 

極細の針なら、痛くない注射ができるのです。

どんな形状なの?

痛くない針の細さはなんと、0.3ミリを超える細さの注射針。

見えるか見えないかの細さです。

この細さが1c㎡当たり100~200個ある痛点を

わしてくれるということです。

 

さて、どのように作られているのでしょうか?

 

今までの注射針の作り方は

薄い金属の板を筒状にしてから、

その筒を引き伸ばして細くする、という方法がとられていました。

この方法では細くできる限度があり、

痛みを感じないほど細くすることはできません。

 

そこで、それまでとは違う加工方法を考えることになりましたが、

針が細くなるほど痛みを小さくできますが、細くしすぎると

折れてしまうことがあります。

そのため、細くしても折れにくい構造の針を開発しなければなりません。

しかし、そのような構造の細い針をどうやって作ればいいのか、

最初はわかりませんでした。

ぱくたそ

 

新たな技術を思いついても、細い針の加工ができる会社が見つからなかったのです。

担当者は何件も何件も工場を訪ね歩きましたがどこへ行っても

いい返事を聞くことはできず、加工を諦めかけていたとき、

町工場が「やってみよう」と手を挙げてくれました。

岡野工業株式会社です。

岡野工業はそれまで針の加工をしたことがない工場でした、

しかし、他の工場ができないというなら挑戦してみようと考えたのです。

岡野工業の専門は”プレス加工”でした。

 

プレス加工とは、平たい金属の板を凸凹(おうとつ)の
ついた金型に押し付けて、目的の形に成形する技術です。

プレス加工そのものは新しい技術ではありませんが、

岡野工業では、とても細かいものを加工する技術を持っていました。

まったくの勝算がなく挑んだわけではなかったのです。

 

岡野工業の技術を使い何度も工夫を重ねた結果ようやく、

細く、折れることがなく、確実に薬を送りこめる針が実現したのです。

 

新しい針は

一枚のステンレス板を一本一本、筒状に丸める方法です。液がうまく流れるように

針の中も磨き上げられています。

 

痛くない注射、代表的なものをいくつか紹介。

1. 極細の針

針が細ければ細いほど、痛みを感じにくいのは事実です。日本の医療機器メーカーテルモが開発した**「ナノパス」は、世界で最も先端が細い投薬用注射針として知られています。2012年にはさらに極細の「ナノパス34」、2019年には小児向けに「ナノパスJr.」**が開発されました。

2. 先端

形状

蚊の針のように先端にギザギザが付いた注射針があります。これは**「マイクロチップ付き皮下投与システム」**と呼ばれ、三井住友メディカルシステムズが開発しました。ギザギザが皮膚を少しずつ持ち上げることで、痛みを感じにくい仕組みです。

3. 皮膚への挿入方法

注射針を刺す角度や速度によっても、痛みの感じ方は変わります。近年では、コンピューター制御で針を挿入する**「自動注射システム」も開発されています。テルモの「メドジェット」ニプロ「エバキューブ」**などが有名です。

4. その他

  • 冷却ジェルを塗布する
  • 振動麻酔を行う
  • 痛みを感じる神経をブロックする薬を注射する

上記以外にも、様々な技術が開発されています。

**「痛くない注射針」**は、まだ開発段階のものも多く、すべての注射に使えるわけではありません。しかし、技術の進歩とともに、より多くの患者さんに優しい注射が実現されることが期待されています。

参考情報

まとめ

糖尿病の人は、血液の中に含まれる糖分の量を毎日測り、

インスリンという薬を1日に何度も注射しなければなりません。

毎日のように注射をしなければならない人もいます。

このような病気と闘う人たちのために、

「痛くない注射」の研究は進められてきました。

最新技術が結集して、痛みが少ない針が開発されているのです。

痛くない注射の裏には熱い思いを持った人たちがたくさんいました。

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